Hマンション－緑あふれ集いの庭
| 住 所 ： | 福岡県福岡市 | 発 注 ： | 東海住宅販売株式会社 |
| 業 務 ： | 設計・施工 | 内 容 ： | 賃貸マンション（改修） |
古いマンションのリノベーション提案のコンペで採用された物件です。
◆コンセプト
～建物の再生からコミュニティの再生へ～
豊かな木々のもとに人々が集い、四季の移ろいを感じる空間で上質なコミュニティを育むことを目指す。
◆空間構成
◇エントランススペース
安全性、利便性に考慮し、歩行者・自転車と自動車の入口を分離する。
マンションの顔となる空間であり、石材や木材などの自然素材を使い、ハイグレードな空間を演出するとともに、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気づくりを行う。
エントランススペース自体は周辺に開かれた開放的な空間とするが、防犯上、部外者の侵入を抑制するため、エントランス空間と居住空間を化粧壁・門扉・植栽にて柔らかく仕切る。
前庭は、住人のための空間としてあるだけではなく、道を行き交う近隣住人にとっても豊かで落ち着ける空間である。
ライトアップされた庭は、地域の人たちの夜間の防犯にも効果が期待できる。
◇レストスペース
シンボルツリー周りの空間を、住民の「おしゃべり」が楽しめる休憩空間として活用する。
◇駐車場
想定される入居者層から100％以上の駐車台の確保が望ましいため、22台（全18戸＋4台）の駐車スペースを確保する。
◇駐輪場
利便性を考慮して住戸エントランス付近に配し、26台（全18戸＋8台）の駐輪スペースを確保する。
◆植栽計画
マンションのシンボルとなる「ハナミズキ」を建物前に植栽する。
高木は紅葉樹を主木とし、季節の移ろいを感じることのできる空間とする。
低木・地被は、草丈を考慮したボーダー植栽とし、緑のボリュームを出すとともに、明るい葉色のカラーリーフを主とした樹種構成とする。
◆照明計画
防犯・安全面を考慮して、建物周り及び主要動線沿いにローポールライトを適宜配置する。
エントランススペースは樹木や化粧壁をライトアップし、夜間演出を図る。
